江島研究室

バイオ高分子材料研究室

　人類は古来より自然や生物から多くのことを学び，模倣し，恩恵を受けてきました．一方で近年，ナノテクノロジーと分子生物学が急速に発展したことで，生物のナノ・分子レベルでの理解が大幅に深まりました．そのため生物を規範とする科学は新たな局面を迎えています．当研究室では，蓄積された生体分子の構造と機能に関する情報を基に独自に分子を設計し，化学の力を駆使して合成します．さらに最新のナノ・バイオテクノロジーを併用することで，環境問題や先端医療に資する「バイオミメティック材料の創製」を目指しています．
　研究室見学は随時受け付けています．興味ある方は江島までEメール（ejima@g.ecc.u-tokyo.ac.jp）で気軽にお問い合わせください．

ニュース

2022/10/03: バイオミメティック水中接着剤に関する研究が工学系YouTubeチャンネルにて紹介されました．

2022/09/29: トロント大学Prof. Hattonの講演会を行いました．[詳細]
2022/09/23: タンニン酸の構造を模倣した樹状高分子の合成とそれを用いたMPN調製に関する研究がNanoscaleに掲載されました．[論文]
2022/09/04: バイオミメティック水中接着剤に関する研究が毎日放送「あしたワクワク未来予報」で紹介されました．[詳細]
2022/06/29: 高分子のT_gの差を利用したpick-and-flip assemblyによる2Dヘテロ構造作製に関する研究が
: Sci. Rep.に掲載されました．増渕先生，町田先生（生産研）らとの共同研究です．[論文]
2022/05/27: 李さんが第71回高分子学会年次大会において優秀ポスター賞を受賞しました．[詳細]
2022/05/12: 2023年度修士課程・博士後期課程入学試験（2022年夏実施予定）の募集要項が公開されています．出願受付期間は2022年6月30日〜2022年7月6日午後3時です．[詳細]
2022/05/06: チオフェノールポリマーの合成に関する研究がMacromol. Chem. Phys.に掲載されました．[論文]
2022/04/13: 超強力なバイオミメティック水中接着剤に関する研究がNature Commun.に掲載されました．[論文] [プレスリリース]
: 日刊工業新聞（4月15,19日），読売新聞（4月16日），読売中高生新聞（4月22日），
: 日本経済新聞（4月24日），科学新聞（5月20日），朝日新聞（5月23日），
: 大分合同新聞（6月20日），東奥日報（6月21日），中部経済新聞（6月25日），
: 河北新聞（7月2日），高知新聞（7月3日），静岡新聞（7月4日），
: などで紹介されました．
2022/03/19: 3種類の金属イオンを組み込んだMPNアロイによる創傷治癒に関する研究がBioactive Materialsに掲載されました．四川大学，ニューサウスウェールズ大学，
: ブリティッシュコロンビア大学との共同研究です．[論文]
2022/02/16: ジチオカテコールポリマーに関する研究がJ. Am. Chem. Soc.のSupplementary Coverを飾りました．[詳細]
2022/02/08: MPNの抗菌・抗ウイルス性に関する研究がSci. Rep.に掲載されました．[論文] [プレスリリース]
: EurekAlert!，TechExplorist，SciTechDaily，MailOnline，OrbitInside，MyDroll，
: ScienceDaily，The Times of Truth，ニュースイッチ，マイナビニュース，
: 日刊工業新聞（2月9日）などで紹介されました．
2022/01/07: ジチオカテコールポリマーの合成に関する研究がJ. Am. Chem. Soc.に掲載されました．[論文]
2021/11/19: 丸山さんが令和3年度繊維学会秋季研究発表会において優秀ポスター発表賞を受賞しました．[詳細]
2021/11/18: クラミドモナスのMPN被覆に関する研究がAlgal Researchに掲載されました．デンマーク工科大学との共同研究です．[論文]
2021/06/12: Joseph J. Richardson (JSPS Fellow) が JSPS サイエンス・ダイアログの一環で，東京都立科学技術高等学校において講義しました．[詳細]
2021/05/22: エクソソームのポリドーパミン被覆に関する研究がChemNanoMatのCoverを飾りました．[詳細]
2021/03/04: ポリドーパミン被覆を介したエクソソームの表面修飾に関する研究がChemNanoMatに掲載されました．[論文]
2021/02/27: 有澤さんが関東高分子若手研究会2020年度学生発表会・交流会において優秀口頭発表賞を受賞しました．
2020/08/21: リグニン粒子の自己組織化と異方性接着に関する研究がColloid Interface Sci. Commun.に掲載されました．ウィーン工科大学との共同研究です．[論文]
2020/07/01: ガロール基修飾キトサンの生体組織接着性に関する研究がJ. Photopolym. Sci. Technol.に掲載されました．[論文]
2020/04/09: セルロースナノ結晶の自己組織化と異方性接着に関する研究がAdv. Mater.のCoverを飾りました．[詳細]
2020/04/08: ガロールポリマーの分子量と組成比が水中接着能に及ぼす影響を調べた研究がJ. Mater. Chem. Bに掲載されました．[論文]
2020/02/16: セルロースナノ結晶の自己組織化と異方性接着に関する研究がAdv. Mater.に掲載されました．アールト大学との共同研究です．[論文]
: Advanced Science News，Nanowerk，Phys.Org，Science Daily，SciTechDaily，
: Technology Networks，TechTimes，ZME Scienceなどで紹介されました．
2019/10/24: ウィーン工科大学御一行が来訪され共同研究について話し合いました．
2019/10/21–25: トロント大学御一行が共同研究のために１週間滞在しました．
2019/07/09: ガロール基を用いたMPCポリマーの表面固定化技術に関する研究がPolym. Chem.の"2020 Emerging Investigators Collection"に掲載されました．[論文]
2019/06/16–19: 程さんが4th International Conference on Bioinspired and Zwitterionic Materials (ICBZM2019)＠オランダで発表しました．[詳細]
2019/04/30: ポリフェノールを構成素子とするバイオマテリアルに関する最近の研究をまとめたReviewがACS Biomater. Sci. Eng.の"Biomaterials Science and Engineering in Japan
: Special Issue"に掲載されました．[論文]
2019/03/11: エクソソームの表面修飾法に関する最近の進展をまとめ，今後の方向性を論じたPerspectiveがChem. Mater.の"Up-and-Coming Series"に掲載されました．[論文]
2019/02/22: MPNの表面修飾に関する研究がBiomacromoleculesに掲載されました．メルボルン大学との共同研究です．[論文]
2019/02/18: セルロース/MOF複合材料に関する研究がACS Sustainable Chem. Eng.に掲載されました．アールト大学との共同研究です．[論文]
2019/01/18: カリフォルニア大学バークレー校Prof. Messersmithの講演会を行いました．[詳細]
2019/01/15: MPN粒子を用いた転移性黒色腫への抗がん剤デリバリーに関する研究がAdv. Scienceに掲載されました．四川大学，ハーバード大学との共同研究です．[論文]
2018/12/10: 坂田研との合同チームでマテリアル工学科秋季ソフトボール大会に出場し，優勝しました．
2018/07/12: 坂田研との合同チームでマテリアル工学科夏季ソフトボール大会に出場し，優勝しました．
2018/05/18–20: 五月祭で研究展示を行いました．